錦州龍海馨港旅游区全体計画

海上に造成された,総延長21ｋｍと14ｋｍの２つの環状道路と、それらに囲われた海の上に、異なる機能をもった施設を配置した浮島群、環状道路に張り付く別荘、コテージスタイルの客室、会所などで構成された、総合臨海温泉リゾート施設を計画する。

浮島群には、それぞれ異なる特徴的なエンターテインメント的、アミューズメント的な性格と機能を与え、すべての浮島が関連し合いながら、ひとつの物語を作り出すように計画する。　夏場の避暑的な海辺のリゾート空間に加え、厳しい冬季にも来客が楽しめるリゾートを目指すために、地域特性に照らし合わせながら、様々なリクリエーション活動やプログラムを分析し、教育機関や企業などを巻き込みながら、温泉や氷上イベント、流氷ツアーなどの特徴ある娯楽イベントを計画に取り入れ、提供することで、1年を通して楽しめる新しい形のリゾートを提案する。

計画区域内の移動は、基本的にシャトルバスやウォータータクシーなどの公共移動手段に制限することで、利便性と環境を同時に成立させた、ここでしか体験できない特徴的な動線計画を行うとともに、より海を身近に感じるリゾート施設づくりを演出する。