大連京都風情街PJ モデルエリアがオープンしました
樹源科技集団(樹源集団)が大連金石灘地区で推し進める大連盛唐・小京都プロジェクト(http://www.stxiaojingdu.com/)の第1期工事は現在進行中で、2021年6月に完成する予定です。これに先立ち、2020年6月にモデル住宅と関連施設が完成し、この施設を使って9月16日に盛大なお祭りが開かれました。今回はこの小京都プロジェクトのモデル住宅についてお伝えしたいと思います。
まずは、樹源集団が制作したプロジェクト紹介の動画をご覧ください。
唐王朝の文化の再現と「はんなり過ごす日本の佇まい」
京の街並みや建物は、中国、特に唐の時代の文化を取り入れたものが始まりです。その雅な文化は、日本の四季折々の自然や風土により、長い年月を経て変化・熟成してきました。季節の移り変わりを愉しみ、その変化を生活慣習の中で建物に取り込みながら、日本独自の建築様式が形成され、今日に受け継がれてきています。
ランドスケープにおいても、唐の文化を取り入れ、それらを自然と風土に取り入れて融合させました。入口、広場、商業棟に植栽された迫力ある春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉で四季を感じ、住宅街の坪庭・路地では繊細で小さな緑が織りなす優美な景観を楽しむことで、自然に寄りそった生活空間を創ることとしました。
このプロジェクトでは、今は中国では消えてしまったものの、中国人の郷愁として心に残る唐王朝の文化を、再び中国へ伝えることが一つの重要なコンセプトとなっています。
それでは、完成したモデル住宅エリアの全貌をご覧ください。
▲エントランス広場 鳥瞰写真
▲枯山水の庭
▲総合案内センター
▲商業棟(料亭)
▲路地
▲モデル住宅(玄関)
▲モデル住宅(リビング・中庭)
▲モデル住宅・主寝室
▲坪庭
▲露天風呂
今回の小京都プロジェクトは、住宅だけでなく商店街の開発も含まれており、この商業地を都市計画に組入れることが大連市のプロジェクト開発条件となっています。大型店舗だけでなく、各住宅にも小商いができるスペースがあらかじめ組み込まれていて、家主は自分の販売戦略、趣味などを考慮して、商店、土産物店、中華料理店等各種レストラン、茶房、喫茶店、居酒屋、各種趣味の店、工房等を開くことができます。下が樹源集団自らモデルとして作った店舗の一例です。
▲喫茶店
メインの第一期商店街のオープンは2021年6月を目指して現在工事を進めており、和風・中華レストラン、土産物店といった店舗を設ける予定です。こういった大型店舗には、日本の伝統工芸品を広く取り扱うKAZAANA(URL: https://www.thebecos.com/)及びJARC(一般社団法人宿泊施設関連協会、URL: http://jarc-ic.com/)といった組織が、日本からの企業誘致や和風店舗とするうえでのノウハウを樹源集団に提供してゆく予定です。飲食店、土産物店だけでなく、生活密着型施設としてスポーツジムなどの健康増進施設や料理教室、理髪店、アミューズメント施設等を展開してゆく予定です。
▲メイン商店街入り口の太鼓橋
▲メイン商店街イメージ
好調な第1期の住宅販売に自信を持った樹源集団は、第2期、第3期計画を前倒しして進める意向です。また、第1期販売を通して得られた顧客の意向や好みを加味して、住宅の大型化も企画しています。中国での大規模な和風住宅の街並みが完成し、商業活動も活発になって、京都の二年坂、三年坂に負けない賑わいが生まれることを期待しています。